この記事は、
”離婚へ導く”夫婦のNG行動
をまとめています。
- 『我慢』のデメリットについて
- 「NG行動」と「対策」を紹介
- 離婚経験で感じたこと
夫婦生活は、まさに『山あり谷あり』でしょう。
”育った環境”も”価値観”も”性格”さえも違う2人が、一つ屋根の下で一緒に生活をするのですから、当然と言えば、当然です。
「ある人は我慢を美徳とし、またある人はぶつかり合う事で分かり合おうとする。」
価値観のぶつかり合いです。
そんな迷路の様な夫婦生活でも、一定の法則が存在するのはご存知ですか?
今回は、私の離婚経験から、迷路に迷い込み、崩壊する夫婦の「NG行動」と「対策」をご紹介します。
夫婦となれば、生涯一緒に過ごす大切なパートナーです。
私の様に後戻り出来なくなる前に、是非とも対策をして頂き、幸せな家庭を築いて欲しいと願っています。
- 新婚夫婦の方
- 喧嘩が多くなった夫婦の方
- 夫婦関係にお悩みの方
◉我慢は、大爆発の先延ばし
こんな「ことわざ」を知っていますか?
『最後の藁一本が駱駝(ラクダ)の背を折る』 駱駝の背中に荷物をいっぱい背負わせて、これ以上は重たくて無理というギリギリの状態の時に、一本の藁の様な軽いものでも、駱駝は限界を超えて、背を折り、物が運べなくなる。 ほんの些細な事が、大事故を引き起こす原因になるという戒めのことわざ。
私の解釈はこうです。
本当に些細なキッカケで、全てが崩れ、もう取り返しがつかない状態に陥ります。
なんで、そんなことで?
当事者からしたら、何が何だか分からないことだらけです。
我慢をし続けるということは、過去全ての”小さな不満や鬱憤を一度に吐き出す”ことにつながります。
『我慢の限界』を侮ってはいけません。
私自身、この『我慢の限界』により、大した理由ではないことで、積もり積もった『我慢のツケ』を自ら支払う事になってしまいました。
我慢をして良いことはありません。
それならば、喧嘩してでも話し合った方がマシです。
まず最初に『我慢の限界』の恐ろしさを認識して下さい。
◉”崩壊する夫婦”のNG行動
ここからは、私の経験から”崩壊する夫婦”のNG行動をまとめていきます。
周りの夫婦を見ても、これらが当てはまる夫婦はあまり関係が良好とは言えません。
是非、意識してNG行動を取らないよう意識してみて下さい。
●一方的に我慢をする
『我慢』は、時に必要な感情です。
人間には理性があり、その力を使ってコミュニケーションを取り、集団で生きてきました。
しかし我慢をする事で、目の前の問題から目を逸らすのは「問題の先延ばし」です。
これを言ったら喧嘩になりそう。
いつか分かってくれる。
人は、相手も「自分と同じ」または「共感してくれる」と思っていますが、みな違います。
しっかりと伝えないと分かってもらえません。
我慢した方が一方的にストレスを溜め、ジワジワと夫婦間の溝を深くしていきます。
お互いに我慢し合っていることもあるでしょう。
- 言いたいことが言えない
- 喧嘩をしたことがない
そういう夫婦の方が、一度の喧嘩で離婚に発展することが多いそうです。
ラクダのことわざの様に、我慢の限界を迎えてしまったと思います。
私もまさに「問題の先延ばし」によって崩壊してしまいました。
個人的な意見ですが、我慢するくらいなら、お互い腹を割ってぶつかった方が良いと思います。
「喧嘩するほど仲が良い」と言いますが、「案外、核心をついている」と私は感じました。
言いたいことを言い、相手の不満を知り、お互いが改善に気持ちを切り替えられるなら、喧嘩が強い絆になっていくのかもしれません。
●口を聞かない・無視をする
『好き』の反対は、
”嫌い”ではなく、『無関心』
”会話がない”、”相手の話を聞かない”、これらの行動は全く解決になりません。
相手への反抗や抵抗として、一種の拒絶を選択したくなる気持ちはわかります。
ですが、「自分の考えの押し付け」や「相手をコントロールしたい」という自己中心的な発想の形です。
- 恥の感情を与える
- 罪悪感を感じさせる
これらは、関わってはいけない人の特徴です。
そんな事で夫婦のパワーバランスを取っていてもいずれ崩壊します。
『我慢の限界』が訪れれば、全てが”無に帰す”からです。
自分の感情(気持ち)をわからせたい!
その為には、しっかりと自分の言葉で相手と向き合う必要があります。
時間が解決してくれることがありますが、まずは「相手としっかり話合う」ことからです。
●相手を否定する(または否定的な感情を内に秘める)
誰から否定されて、気分が良い人はいません。
感情的になってしまうと、相手の全てを否定しまいがちです。
昔の失敗や、その時言えなかった不満を、時間差で責め立てしまうのも、よくありがちな否定の形です。
そんなの常識だろ!
あなたもこの前、
そうしてたじゃない!
感情が高まると考えるより先に言葉が出てしまいます。
しかし、一度出した言葉は、もう取り消すことが出来ません。一生、相手の心に残ります。
その為、私たちは『本音と建前』を使い分けているのです。
”怒り”と”怒り”のぶつかり合いは、解決に導いてくれません。
もし、すぐに怒りでコントロールが効かなくなる人は改善が必要です。
”怒り”をコントロールできない人は、夫婦関係に限らず、生きていく上で『最も生き難い道』を選ぶことになってしまいます
◉”崩壊しない夫婦”になる為の対策
私自身が”崩壊”を経験したからこそ、
『これをしておけば・・・』というポイントがあります。
個人的な感覚ではなく、科学的にも証明された方法です。
これを知っていれば・・・
もちろん、『これをすれば一気に解決!!』などという簡単なものではありませんが、長い夫婦生活の為の一時的な努力は必要な投資だと思います。
これからご紹介する方法を意識し、自分自身の考え方が変われば、今より状況は改善し、精神的にも強く・楽に生きていけます。
私は、それらの方法を書籍等で学んだ結果、人生が好転したと感じています。
是非ご覧頂き、少しづつ取り入れて頂きたいです。
○相手を知る(アサーションを鍛える)
アサーションとは、『自分が思っていることを相手に伝え、相手が思っていることを自分が受け入れる関係』と言われ、簡単に言えば『何でも言い合える関係』になります。
それが出来たら苦労はしない!
なぜ、『何でも言い合える関係』が難しいかというと、それを達成するには”一定のルール”が存在するからです。
そのルールが何か分からずに、言葉通りに”何でも言ってしまう”ことで、結果うまくいかないわけです。
前述した”崩壊する夫婦”のNG行動が良い例で、無視をしたり、否定したりすることで、お互いの距離が開き、「何でも言えない関係」になってしまいます。
私のオススメは、『まず相手を理解する』を取り入れてみましょう。
- 何に対して、怒っているのか?
- 何で、機嫌が悪いのか?
相手を知るところから、初めてみるのが良いと思います。
自分自身に置き換えると理解出来きます。
例えば、
なんで怒っているの?
気がついてあげられなくて、ごめんね。
上記のパターンでは、どちらがより”相手を気遣っている”と感じますか?
根本的な原因の多くは、相手に”自分を知って欲しい”という感情や欲求ではないでしょうか。
- 仕事の辛さ。
- 家事の大変さ。
- 人間関係の理不尽さ。
理解して欲しい時に、理解されなくて、感情的な態度に変化してしまいます。
『相手を知る』ということは、簡単なようで難しいスキルです。
ある本によると、人には愛を伝える5つの言語があり、その中の1つを自らの一次言語として、相手に向かって愛を伝えるそうです。例えるなら、
日本語しか知らない人に、英語で「I love you」と伝えても理解されない様に、自分の愛の一次言語で話しても、相手が違う一次言語だと、上手くいかない。
『相手を知る=相手の愛の言語を理解する』と教えてくれました。
参考にした本のリンクを貼っておきますので、気になる方は是非読んでみて下さい。
この本を読んでみて、パートナーの愛の一次言語を知ることも”崩壊しない夫婦”への一歩だと思います。
まずは、『相手への理解』を主軸に行動してみましょう。
アサーション関して、詳しい内容は書籍で学ぶのがオススメです。
このような概念が難しいものは「自分の教科書」を探すのが1番です。
困った時のお守りにもなりますし、安心が心に余裕を与えます。
書店やネットショップで気になるアサーション関連の本を読んでみて下さい。
◉離婚をして感じたこと
「言葉無くして、理解はされない」
私が離婚経験から感じ、学んだことです。
私たちは、言葉を交えなくても理解してもらえると勝手に考えています。
しっかりと自分の言葉で、自分の気持ちを伝えなければ、相手に自分を知ってもらうことは出来ないのです。
そして何より気をつけるべきは、『感情的にならない』ことです。
感情を相手にぶつけてしまうことで、自分を知ってもらう機会がなくなります。
相手も同じで、感情的に話を返してくるかもしれません。
『冷静でいる』事が、とても大切です。
ここまでいろいろと書かせて頂きましたが、結論としては『”感情コントロール”が大事』と強く言わせて下さい。
夫婦間に限らず、全てのコミュニケーションに通じることです。
どうしたらいいの?
書店やYouTube動画などで”セルフコントロール”や”アンガーマネジメント”などの知識をインストールして、1番気に入った方法で試して自分自身を変化させてみて下さい。
地道な努力で面白味もないかもしれませんが、何かを変えるにはそれだけ大きな力が必要です。
私の場合は、離婚という現実により強制的に変化せざるを得ない状況になってしまいました。
このブログをお読みの方には、同じ辛さを味わって欲しくはありません。
少しづつでも行動した人から変化していきます。明るい未来の為に一緒に頑張りましょう。
最後に、私が感じた「教訓」をお伝えさせて頂きます。
『私が、相手に対して「変わって欲しい」と願う時、相手も私に対して同じことを思っている』
自分がまず変わる覚悟で、少しづつ向き合えば、相手も変化していきます。
相手を変えようとする事は、地獄への始まりなのです。
※「こんな夫婦はうまくいく!」方法
- 『一緒に何かをする』
人間には、「接触時間」と「同期行動」で親密さが深まる様に出来ています。
つまり、一緒に居る時間を増やし、一緒に何かをする行動が増えれば、より”絆が深まる”わけです。
- 一緒に散歩をする。
- 一緒に映画を観る。
(感想を言い合う) - 一緒に料理をする。
この様な行動が、改善対策には有効です。
関係が上手くいっていない時は、自然と”距離”も”時間”も離れる傾向にあります。
それは、逆効果です。
一緒にいる事で、仲が深まり、言いたい事が言える関係になる。
そう、私は思います。
◉まとめ
今回は、【こんな夫婦はうまくいかない?!】離婚経験から学ぶ、”崩壊する夫婦”のNG行動とは!!というテーマでまとめさせて頂きました。
①”我慢”は、崩壊への第一歩
②「会話を避ける」「感情的になる」は改善へ
③アサーションをお互いに学ぼう!
④相手を変えようとしてはいけない。
⑤一緒に多くの体験・経験をしよう!
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。
今回紹介した内容は、「崩壊するのは当たり前!」だと思われることが多いと思います。
しかし、一度や二度の行動では”崩壊”にはいたりません。
改善を避け、向き合うのをやめた時に、崩壊への一歩が始まります。
夫婦の問題は、2人の問題です。
『最後の藁』をお互いの背中に乗せる前に、お互いを認め合っていって下さい。
あなたの幸せを心より祈っております。
今日が明日へのスタートライン
です!
コメント
コメント一覧 (2件)
人間なかなか素直になれなくて苦労してます〜。参考にさせてもらいます!
くさおさん
そうですね💦
私も自分に言い聞かせる意味も込めて、ブログにしました。
お互い頑張りましょう!