この記事は、
”人生の行動”を考える悪役たちの名言
を紹介しています。
- 『強い言葉』について考える名言
- 『本当の正義』について考える名言
- 『命』について考える名言
『正義は必ず勝つ!!』
一般的に物語は、「悪人がいて、人々が苦しみ、ヒーローが悪を倒す」構成のものが多いです。
”悪人”は元から”悪”だったのでしょうか?
世の中の”不条理”や”矛盾”が、巡り巡って”悪”に染まったパターンもあります。
そんな”悪人”たちは、”人の闇”について考えさせられる名言を残していることが多いです。
私たちは、「見たくないものに蓋をする」習性があります。その結果、”悪”が生まれる事も考えられるのではないでしょうか?一人一人が少しでも、真実を受け止め、考え方を変えていく事で、変わる未来があるかも知れません。
今回は、筆者目線で心に残った『悪役の名言』を紹介したいと思います。自身の行動や考え方が、少しでも変わり、人生がより良い方向に向かうキッカケになれれば、幸いです。
- 世の中に矛盾を抱えている方
- 人生の進むべき道を考えている方
- 悪役の名言に興味がある方
◉藍染惣右介
『あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ。』
”藍染惣右介”は、漫画『BLEACH』の登場人物であり、初登場の際は「護廷十三隊・五番隊隊長」という肩書を持ち、部下からは絶大な信頼と人気を得ているキャラクターでした。
しかし、真の姿は”冷酷で野心家”(目的の為に部下を捨て駒にする)、頭もキレる真の黒幕という”悪のカリスマ”的存在です。
この名言は、真の藍染を知った別の隊長に「てめえを殺す」と言われ返した言葉です。実際、この言葉を放った隊長は、藍染に一瞬で倒されてしまいます。
”強い言葉”とは、時に”弱さの裏返し”になると感じたことはありませんか。
- マウントを取る人
- 価値観を押し付ける人
- ”常識”という言葉の暴力を使う人
- 怒りに身を任せる人
- 未熟な人
一見、そういう人は「強そう」ですが、人を傷付ける「弱い人」かも知れません。
自分に自信がないから、強い言葉で”自分自身を守っている”様に見えてしまいます。また、過信から、自分自身の能力を見誤ってしまう恐れもあります。
「自分が正しい」と思えば思う程に、”強い言葉”になってしまい、知らず知らずのうちに、他人も自分も傷付けてしまう結果になります。自分が”強い言葉”を遣っていると思った時は、この言葉を思い出して下さい。
自分への戒めにしよう
◉ドンキホーテ・ドフラミンゴ
『正義は勝つって?そりゃそうだろう。勝者だけが正義だ!』
”ドンキホーテ・ドフラミンゴ”は、漫画『ONE PIECE』の登場キャラクターであり、王下七武海の1人で、実力・権力共に絶大な「新世界の闇を仕切る男」として描かれています。
この言葉は、”勝った者こそ、正義”という逆説的名言で、正義と悪は表裏一体だと気が付かされます。
時に、”数の多さ”で”正義”が語られる場面があります。
- 多数決
- 支持者(フォロワー)の数
- ユーザーの数
- 常識という大多数
”数の多さ”だけで、判断するのは、時に危険です。
そこにある正義は、”支持者を集めた者の偏った正義”かも知れません。まずは、自分自身の中で揺るがない『ポリシー』が必要です。
自分の中の価値観が揺らげば、”他人の人生を生きる”ことになりかねません。自分の人生は、自分で覚悟と責任を持って生きてこその幸せが待っていると思います。この名言は、そんな常識や正義を考えさせられる言葉です。
正しさは数に負ける・・・
◉メルエム
『お前らは豚や牛の命乞いに耳を貸したことがあるか?』
”メルエム”は、漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物であり、冷酷非道で、唯我独尊、自他共に誤魔化しや偽りを断じて許さない”誇り高い王”をイメージされた敵キャラクターです。
この言葉は、震えて助けを乞う人間に向かって放たれた言葉です。なんとも辛辣な言葉ですが、私たち人間の現状の行動と照らし合わせると、なんとも考えさせられる言葉ではないでしょうか。
昨今、世界中で『食品ロス』が大きな問題となっています。日本では、年間”600トン”の食品が廃棄され、これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量の1.4倍に相当するそうです。
消費者庁HP
私たちは、命の大切さをもう一度、しっかりと理解しなければならないと感じます。
”命をいただく”その事を、当たり前と思わないように。
当たり前と思ってはいけない。
◉まとめ
今回は、【正義とは?悪とは?】”行動のあり方”を考えさせられる、悪役たちの名言!というテーマでまとめさせて頂きました。
①『あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ。』
→自分自身の発言の戒めに!
②『正義は勝つって?そりゃそうだろう。勝者だけが正義だ!』
→自分の中のポリシーを曲げないために!
③『お前らは豚や牛の命乞いに耳を貸したことがあるか?』
→頂いている命を当たり前と思わないために!
どの言葉も、核心を突かれ考えさせられる”名言”ばかりです。
普段当たり前だと思っていた事や正しいと思っていた事が、実際は別の視点で考えたときに、当たり前ではなくなってしまうことは多いと思います。何事も根底にある真実や理由を理解せずにいると、そこに”理不尽”や”矛盾”が生まれてしまうのかも知れません。
もちろん、完璧な事などありません。
しかし、少しでも理解し、行動し、その有り難みや相手への理解、本質に触れる事で、歪みが減っていくのではないでしょうか。
自分自身が、傲慢になっていないか一度立ち止まる為にも、『悪役の名言』を参考にしてみて下さい。
今日が明日へのスタートライン
です!
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